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こんなことやってます

高専では授業や部活動はもちろん、それ以外の分野でもいろいろな研究や活動が行われています。そこに込められた熱い想いや願いを紹介します!

今回ご紹介するのは、「ROBO-ONE」。「ロボワン」と読みます。

「ロボコン」とは一味違ったロボット技術の対決。 2010年にはなんと宇宙大会も開かれるという「ROBO-ONE」への活動をご紹介しましょう。

「ROBO-ONE」とは

皆さんもテレビで見たことがあるかもしれません。ユニークな動きをするロボット同士が対決する様を。
福井高専では一昨年度からこの大会に参加しています。
「ROBO-ONE」に出場したからと言って、すぐに格闘が始まるわけではありません。まずは参加資格審査。ここでロボットの規格や基本動作のチェックが行われます。

・10秒以内に5歩以上歩くこと ・屈伸ができること
・横歩きができること ・立った状態から倒れて起き上がること
これらを、自律動作で(つまりリモコンなどを使わず、ロボットが自動で)行わなくてはなりません。

次に予選のデモンストレーション。ここで各ロボットは自立型で2分間のデモンストレーションを行います。 規定演技とアピールを競い、この予選を通過したロボットたちが、いよいよ決勝のバトル(コントロール型)に参加できるわけです。
  市販されているロボットをベースにすることも可能なのですが、それではできることが限られてきます。 強豪ロボットたちはすべてオリジナル。車に変形して走り去るロボットもあります。
  福井高専チームも完全オリジナルロボットで挑みました。が、残念ながら予選デモンストレーションで涙を飲みました。
実はこのROBO-ONE。さまざまな技術の融合なんです
  まずロボットの本体を作らなくてはいけません。各関節にはモータが取り付けられ、自律稼動のための電気回路とバッテリーが積まれています。 ただし、ロボットには大会で指定されている規格があります。 たとえば足の裏のサイズに対する各パーツの比率など、細かく規定されているのです。 それを遵守した上で、能力の高い躯体を作らなくてはいけません。

  次にロボットを動かすためのプログラムを考えなくてはなりません。 人間は歩くときに、いちいち「膝を何度曲げて、腰をこう動かして・・・」などと考えたりはしません。 しかしロボットの場合には、まず股関節のモータを○○度回転させ、つぎに足首のモータを・・・というように各関節に細かく指示を出さなくてはいけないのです。
またプログラムをロボットに伝えるための電気回路も組み立てなくてはなりません。 どんなに優秀なプログラムでもそれをうまく伝達する電気回路がなければ、ロボットは動きません。

たとえば新しい動き(プログラム)を考えたときに、それに従ってロボット本体を修正しなくてはいけないことがあります。 するとそれに伴って、電気回路やプログラムが修正され、またそれらに従って本体を規格内で修正し、またそれに従ってプログラムを・・・というように、 作業に終わりはありません
3つのバランスをうまく保ちながら、調整を繰り返した上で、ロボットはその舞台に立つことができるのです。

 ただ「歩く」だけでも、プログラムが各関節に命令を出し、回路がそれを伝え、本体がそれに応えて、初めて動き出します。
 ロボット同士の対決。それは派手に見えるかもしれません。しかし、その裏には高い技術力の融合と地道な努力があるのです。

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