起業家育成による実践的キャリア教育の推進

 近年、社会構造の変化により、画一的な技術者より個性を持った技術者が社会から求められるようになってきました。
 これまで大企業への就職を望む学生・保護者が多かったが、将来性を持った技術開発能力の高い優秀な企業などに就職を希望する学生も増加しており、加えて、就職求人倍率の他に、企業への定着率も学校として求められています。
 このような社会構造の変遷や学生・保護者の意識の変化を考慮して、学生の社会意識の向上やキャリア教育が重要となっています。
 本校では、近年、卒業生によるベンチャービジネスの立ち上げが相次いでいて、携帯電話向けのインターネット閲覧ソフトでは業界トップシェアとなる企業を起こした卒業生もいます。
 そこで、起業家育成を通じて実践的なキャリア教育を行うことを目的に、平成19年度文部科学省現代的教育ニーズ取組支援プログラムに、「起業家育成による実践的キャリア教育の推進」〜アントレプレナーサポートセンターにおける起業家育成〜を申請したところ採択され、平成19年度から21年度の足掛け3年にわたり、本事業を実施してきました。
 具体的には、本校内に既に設置されている起業を支援するためのオフィス(アントレプレナーサポートセンター)を中心に、起業をめざす学生や卒業生・一般社会人の起業家を支援するため、ビジネススキルの習得方法や専門知識を教育する総合的なキャリア教育を行ってきました。
 アントレプレナーサポートセンターに入所している本校学生あるいは地域の若手技術者だけでなく、本科生や専攻科生も入所者らの活動に直に触れることで、《起業》に対する意識を高め、自立心、リーダーシップ、積極性、他を思いやる心、公共心、責任感の向上などを目指した実践的なキャリア教育に取り組みました。




取組の内容

1. 初年度に導入したパーソナルコンピューター、サーバー、関係アプリケーションなどをアントレプレナーサポートセンター入所者に貸与し、入所者の起業支援を行った。
2. 専門的な知識を持つコーディネーターやアドバイザーを採用し、アントレプレナーサポートセンター入所者や学生に対して、技術的なアドバイスや専門的な指導・支援を行った。
3. 学生に教職員が技術などを支援し、学生はビジネスシーズを開発した。さらに、学生がビジネスモデルを作り、これらをPBL型の教育として行った。
  ・起業プラン発表会
4. アントレプレナーサポートセンター入所者や学生を対象に起業に関するセミナーやパネルディスカッション、フォーラムなどを開催した。
  ・経営セミナー
  ・起業家講演会
  ・パネルディスカッション
  ・フォーラム

成果・教育効果

1. 未踏IT人材発掘・育成事業採択
2. 学生の開発シーズ


学生A
web上で点数表示・早打ちコンテストなどで学べるパソコンタイピングソフト

学生B
地震が来たとき、自動的に緊急放送が流れるラジオ

学生C
携帯電話などのゲームソフト開発

学生D・E
パソコンソフトの開発


評価・波及効果

1. メディア取材
2. 北陸テレコム懇談会会長表彰
3. ポスターセッション発表

報告書・パンフレット

◆ 現代GP成果報告書(PDF : 8.6MB)
◆ パンフレット「起業家という選択」(PDF : 6.3MB