環境都市工学科

研究・実験施設

連立試験機

環境都市工学科では、鉄筋コンクリートや鋼材を用いて構造物をつくる方法を学びます。この連立試験機は、構造物に用いる材料の強度を調べるために用います。2000kNの力で圧縮・引張・曲げなどの試験を行うことができます。

疲労試験機

非常に大きな力が加わると構造物が壊れることが予想されますが、比較的、弱い力が繰り返し作用した場合にも構造物が壊れることがあります。この試験機は最大100kNの力で百万回以上の繰り返し荷重を与える疲労試験を行うことができます。

水平2軸地震波振動台

2m四方のテーブル上に構造物模型等の試験体を設置し、地震波等を水平1方向または2方向同時に入力して、その応答を計測する装置です。最大8tonの積載が可能であり、無負荷の状態では加速度2G、速度120cm/s、変位±20cmの地震波で加振することができます。

せん断試験機

土の強度あるいは強度定数である内部摩擦角、粘着力を計測するための一面せん断試験機、一軸圧縮試験機が整備されています。一軸圧縮試験機にはプルービングリングの他、20kNのロードセルが用意されています。

トータルステーション

ノンプリズム3級トータルステーションを9台(最小表示10″、精度7″、2軸自動補正機構有り)を用いて、2年生の測量実習を行っています。校内にあるトラバース(多角形の基準点)の角度や距離を正確に測量し、精度の高い校内平面図の作成を行っています。

GNSS測量システム

GPS衛星(アメリカ)やGLONASS(ロシア版のGPS衛星)の信号を受信可能な2周波タイプの受信機4台を用いて3年生でGNSS測量システムの実習を行っています。スタティック観測とRTK観測を行い、基線解析、点検計算、網平均計算などを行っています。

断面2次元造波装置

断面2次元水槽は、長さ26.0m、幅0.6m、深さ0.8mであり、側面は両面ガラス張りです。造波機構は、電動サーボモーター+ボールネジ方式により駆動するピストン型造波装置であり、最大波高(約20cm)の規則波、不規則波、孤立波を発生させることができます。

分光光度計

光源ランプの白色光はプリズムを通過すると分光されます。分光(吸光)光度計は、その原理を利用し、試料に単色光を照射し透過する光の量を測定して、試料の波長における吸光度を求める機器です。溶液の濃度、物質の特徴、分子の構造を調べることができます。

3次元造形機器

3Dプリンタは20㎝の立方体を作製可能で3次元での造形試作に用います。また,ヒートカッターは主に発泡性模型材料であるスタイロフォームを電熱線によって溶かしながら加工する機械です。いずれもデザインしたもののモデル制作に利用します。