教員の研究成果による起業「株式会社みらいのでざいん」の設立について報道発表しました
福井高専は、令和8年2月2日(月)に電子情報工学科 小越咲子教授、森田海助教、木下誠也助教らが、本校での研究成果をもとに設立したスタートアップ企業「株式会社みらいのでざいん(令和8年1月16日設立)」の報道発表を行いました。
同社は、デジタル技術を活用し子どもの発達に応じた支援サービスを提供する企業で、発達に特性がある子どもたちの自己表現力を高めるシステムや、家庭と教育現場などの間で子供についての情報共有を図るシステムの提供を主な業務内容としており、小越教授が代表取締役を務めます。
小越教授らは、発達に特性があり支援を必要とする子どもについての情報が教育・福祉・家庭・地域で共有されていないという課題に注目し、デジタル技術で現場をつなぎ、子供たちを支えるシステムを日本学術振興会科研費、科学技術振興機構、総務省、福井県、高等専門学校機構等の事業費支援のもと、20年間にわたり研究を行うとともに、児童一人一人の特性にあわせてコミュニケーション能力を高めるための支援機器の開発を進めてきました。
会見会場では、支援機器の一つとして、スマートフォン上で水槽を泳ぐメダカに向けて話しかけると、人工知能(AI)を活用して会話の疑似体験ができるシステムの実演がされました。このシステムにより自分のことを表現することが苦手な子供が自分の感情を言葉にしたり、他者への理解を深めることができるとのことで、児童がメダカと話した記録を保護者や学校、放課後デイサービス等で共有することにより、連携しての支援につながるとの説明がされました。
小越教授から「発達の特性に応じて一人一人の違いが尊重され、誰一人取り残さない、その人らしく生きることが当たり前になる世界になってほしい」との抱負が語られました。今後、同社の活動による社会貢献が期待されます。

研究成果及び企業設立の説明(小越教授、長谷川校長)

支援機器の実演(木下助教、小越教授、森田助教)

実演のあった支援機器「MEDAKA」
【各種団体からの支援等】
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2025年4月-2029年3月(代表25K15365)、福井県福井型スタートアップ創出支援事業補助金、Tech Startup HOKURIKU(Tesh)ステップ1かがやき、2024年7月‐2025年3月(代表 TeSH2024_212024_21)、日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)、2022年4月-2025年3月(代表22K12283)、日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)、2019年4月-2022年3月(代表19K12245)、総務省 戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)、2016年5月-2019年4月(代表 162305008)、日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)、2015年4月-2018年3月(代表15K04553)、日本学術振興会 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費、2011年-2013年(代表 11J40189)、日本学術振興会 科学研究費助成事業 研究活動スタート支援、2010年-2011年(代表 22830033)






